WordCampTokyo2013は初心者コンテンツが充実!なので、初心者タイプ別にオススメの過ごし方を考えてみたよ!

WordCampのリレーブログです。

目次

今年のCampは、初心者こそ楽しいです!

2013年9月14日に開催されるWordCamp Tokyo、昨年に比べても、初心者が楽しめる、何かを持って帰ることができるコンテンツが多いと思います。

下の画像は、タイムテーブルの中で、僕が思うWordPressのことをほとんど知らなくても楽しめるだろうな、という部分を緑の枠で囲ったものです。囲われていないところに参加しても楽しいと思いますが、参考にしてみてください。

WordCampTokyo2013のタイムテーブル

画像クリックで拡大します。公式サイトでも見れます。→WordCampTokyo2013のタイムテーブル

朝10時からの初心者セッションは、どんな勉強が必要かとか、どういう初心者のかたはどんな進み方をするといいかな、なんていうことをもう一人の中畑さんと一緒に、自分たちの経験を振り返りながらお話ししたいと思っています。

1日のはじめにこれを聞いていただいて、その後の日程をこなしてもらえると嬉しいです。

WordPress初心者向けのWordCampの見どころをまとめてみたよ。 | アーシタン開発者ブログαでも、初心者向けのコンテンツについて、詳しく書いてくれていますので、ぜひ。

「初心者」ってどんなタイプがあるの?そして、それぞれへのオススメの過ごし方は?

私は、初心者のかたを対象にした「初めてのWordPress」的な講座を持ったり、個別のメッセージやFacebookなどで初歩的な質問を受けることも多くあります。WordPressに関する疑問を、詳しい人に聞くことができる掲示板、WordPressフォーラムにも、日々、基礎的な質問が掲載されています(参考:WordPress › フォーラム » タグ — 初心者)。

そんな経験や観察から、具体的にどういう初心者タイプがあるかな、というのを分類してみました。それから、それぞれの方へのWordCampの過ごし方の提案もしています。

1.ブロガーで、自分のブログをカスタマイズしたい!な人

ブロガーの方は、コンテンツをたくさん持っていて、ファンの読者がいたり、発信する楽しさを知っていたり、あるいはブログで生活している人たちもいますよね。

一方、html, css, js, php, WordPress についての知識は専門でやっている人よりも少ないです。やりたいこととしては、下記のようなことでしょうか?

  • 検索結果にもっと出たい
  • 自分の城であるブログを好きなデザインにしたい
  • トップページにあんなものやこんなものをこんな風に表示させたい
  • アクセスが増えてきたので負荷対策がしたい
  • もっとシェアされる仕組みを整えたい
  • セキュリティやバックアップについても気になる

けど、ウェブの制作が仕事なわけじゃないし、どこまでもこだわれるわけではない中で、どうやってカスタマイズやプラグインの情報を仕入れて実施していけばいいのか、ということが課題かと思います。

インターネット上には、私から見ると怪しげな情報があったり、中級者以上の人たちが間違ったノウハウについて注意をうながすときに言葉がきついという感想・指摘があったりもします。情報収集は得意だと思うのですけど、どれが信用できるのか確信が持てないのではないかと。

そんなブロガーの人たちにオススメしたいのは、日々WordPressのことばっかり考えている人たちの感覚を知ってみる、ということへの挑戦です。すごく詳しい人と友達になってみてほしいな、と思います。けっこうびっくりするような気がします。今回、そういう機会がたくさん用意されていますし。

どんな意識でオープンソースに取り組んでいるのか、セキュリティについてどういう考え方をしているのか、みんなに有益な情報をブログに書いたりプラグインにして提供したりしているのはなぜなのか、その意識の乖離が埋まると、より正しい情報のありかが分かったり、情報に接した時に信頼出来るのかどうかを判断しやすくなったりすると思います。

それと、ブロガーのことが分からない人たちに、逆にコンテンツを生み出す人たちがどういう感覚なのかが伝わるといいですよね。

お互いに、そういうのを見て知ってなるほどと思うことで、技術者との交流がスムースになって、もしかしたら新しいプラグインになったりもするかもしれないですし!異文化交流ということでひとつ、どうでしょうか。

2.デザインができる!htmlやcssを使ってサイトが作れる!次はWordPressだ!な人

ウェブデザイナーさん、コーダーさんで、静的な(htmlとcssとjsと画像をサーバが置いてあるような)ウェブサイトを作れて、仕事してお客さんからお金をもらっている方です。デザインやhtmlコーディングは奥がすごく深いですし、職人的な側面があり、それだけでも仕事になります。

ですが、もし、WordPressの組み込み(自分の作ったデザインやhtmlをWordPressのテーマにすること)ができれば、お客さんへの提案の幅も広がるし、お金ももっと儲かるだろうし、転職先がみつかもしれない。

さらに、デザインやコーディングができるのであれば、WordPressを深く知ることでWebアプリケーションが作れたり、なんらかのサービスを作ったりすることもできるかもしれません。技術者が一番困っているのって、デザインだったりcssだったりしますもんね。

この方たちには、WordPressのテーマ制作を説明する、分かりやすくて力もつく本がたくさん出ていますので、最初はそういうものをひと通りやるといいのだと思います。WordPressの手前のところまではできているわけで、その勉強の延長線上にあるものだと思います。

(ちょっと宣伝ですが、プロになるためのWordPress講座 – mswave、やってます!)

この方々が困っているのが、そもそもphpがよく分からない、あるいは、プラグインや基本的なテーマ制作のスキルでは対応できない要求が出てきた時にどうすればいいのか、ということでしょうか。フォーラム、WordPress Codex 日本語版、Google検索、英語の記事などに進んでいくのですが、どこかのブログをコピペしたらできた(けど分かってない)、あるいは、お客さんに「WordPressではそれはできません」と伝えて乗り切った(?)り、誰かに質問してみたいけど名前は出せないから困ったな、とか、そういうステージだと思います。

こうした方々にオススメしたいのは、同じように勉強している人、あるいは技術力のある人たちとの繋がりを作ることであります。技術について、声で聞くとあーなるほど!と思うことって、あると思うのです。

多分、オープンソースのコミュニティに参加すること、友人・知人と情報交換ができるようにすること、有益な情報が集まっている場所を発見することが、次のステップへの近道だと思うのです。不思議ですが。

それで、もし自分ができるようになったことができなくて困っている人がいたら、助けてあげる、という循環が作れるのではないかと思います。あと、デザインやコーディングのお仕事に繋がるかもしれないですし!

3.会社のウェブサイトがWordPressになった!あるいは、自社のサイトをWordPressでやるといいらしいと聞いた!な人

自身の、あるいは自分の所属する会社のウェブサイトをWordPressにして、サイトの訪問者やコンバージョン、お客さんや売上・利益を増やすことを目的にするビジネスな人たちです。

色々な選択肢がある中で、WordPressがどうもいいらしいと聞いた!とか、会社のサイトがWordPressに変更された!という中で数字と向き合いながらウェブの技術やWordPressの仕組みと向き合う必要があります。

まずは、管理画面の使い方を勉強しますよね。これはそんなに難しくない、と思います、多分。

次に、ビジネスの要請にしたがってウェブサイトを改善していくプロセスに入っていきます。アクセスの解析からデザインの修正、広告、SEO、フォームの改善だとか、継続的なコンテンツの追加に進みます。そうやってビジネスをよりよくしていくのがウェブサイトを持つ意味ですよね。

その過程で、WordPressっていったい何ができるの?とか、WordPressで何かを実現するためのベストな方法は?とか、この価格を提示されたのだけどこれって相場?とか、そういう運用者としてのスキルについての課題が出てきます。技術に対する一定の理解やWordPressでの成功事例についての知識、逆にWordPressの技術からWeb施策を思いつく感じ、とか。

そんな方々にオススメしたいのは(もうバレてるかもしれませんが)、同じような立場にある人、あるいは、製作者の方々の知り合いを作ることです!

同じ立場の人と、「こんなことで困ってるんです〜」とか、「こういう場合どうしてるのです?」とかいうことが話せる場所がたくさんあるので参加してください。

「見積り大会」なる催しも行われているので、覗いてみると皆さんが受け取っている見積書が、どういう試行錯誤とか戦略(w?)とか工数計算によって導き出されているのかも理解することができると思います。

色んな人が色んな作り方で、色んな仕事の仕方をしていると思います。普段はITエキスパート的な顔しか見えていないかもしれないですが、WordPressに対しての熱意みたいなものを見ると、もっと仲良くなったり気持ちよく働いてもらったりできるかもしれないです。

もしかすると、値切り方が優しくなったりするかもしれないですしね!

技術や知識だけだと限界がある気がする

というわけで、どのタイプの人も友達作ってみて、みたいなことになってしまってます。

なってしまってはいるのですが、本やWebの情報というのだけでは、成長のスピードは遅いとほんとに思います。本・Webの情報はCampでなくても手に入りますし、いつだっていいですもんね。

なので、セッションを見るのも感覚を探るだとか知らなかった世界(勉強すべき分野)に触れるだとか、そういう意識でいるといいのかな、と思います。全然分からなかったから無理、というのではなくて、可能性を感じてもらえればと思います。

それと、なんといってもアンカンファレンスや座談会など、顔を突き合わせて話せる場所がこんなにたくさんあるところは他にないです。誰か一人でも、気が合いそうで今後も付き合っていけそうな人が見つかったら多分何か変わると思いますし、プラスを持って帰るというのはそういうことかな、と思います。なので、僕もおりますし、色んな楽しい人が千人規模でいますので、頑張って話しかけたりしてみてくださいw

アンカンファレンス模様

アンカンファレンス模様 / odysseygate

リレーブログについて

この記事は、WordCampの日替わりリレーブログです。昨日は、WordCampTokyoどうでしょう(字余り | ねこみみ隊長らしい。でした。その前もリンク・リンクで辿れるようになっていますので、色々読んでみてくださいね。

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