宮崎駿がZEROの特集でコクリコ坂からについてしゃべってたこと

コクリコ坂からにハマっているわけですが、YouTubeを見ていたら(仕事で)、ZEROでちょっとしゃべってましたので、文字おこし。
NHKのドキュメンタリーも見ましたが、もっとたくさんの作品を作ってほしいですね。


なぜ企画したのか

やはりオリンピック以降日本は変わったんですよね。

ある時期からですね、若者たちはこの世界はずうっと同じものが続いていると思うようになっているんですよ。
歴史的な変化がこの国にあったことが届いていないんです。

人はどういうふうにいきなければいけないかを、志をどういうふうに持たなければならないかということを、ずっと、人間たちは考えてきたはずなのに。

お金というね、物資への崇拝がますますはびこって、経済も数字の話ばかりをするようになった。
それは特に80年代以降だと思いますけれども。

それがにっちもさっちもいかなくなって、まだ二十歳の娘が自分の年金を心配をするというような愚劣なことになったんです。

自分のいったい、可能性をどういうふうに思ってんのか。

伝えたいこと

若者像がね、ずいぶん変わってきました。

最初の就活に失敗すれば、もうおしまいっていう。就活に成功した学生たちの言っていることも、寒気がするぐらい情けない言葉をしゃべってますよね。

私はこうやって生き延びたみたいな。働いてないのに就活がゴールだっていうのは滑稽ですよね。

修業が必要なんです。修行をしないんです。

テレビをいっぱい見てれば、インターネットをいっぱい開けば、修行をしなくても済むと思っている人たちが多すぎる。
あまりにも、足元だけ見て、生きてる。

一人の人間としてちゃんと旗を挙げることっていう。
ということを表現する映画ができないかな。

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