有料テーマなので、ちょっと賛否両論とかある気もするのですけど、個人的に面白かったし嬉しかったので、ご紹介します。Genesisっていうテーマフレームワークです。
Premium WordPress Themes by StudioPress
ここ最近、いかにウェブサイトを効率よく作って、きちんとデバッグしたりアップグレードさせたりするべきかということに悩んでいて、親テーマをちゃんと作っていたのです。そのコンセプト図がこちらです↓。
- アクションフックがたくさんある(赤)
- フィルターフックがいっぱいある(青)
- ウィジェットエリアがたくさんある(オレンジ色の箱)
- カスタムメニューがいっぱいある(緑)
- パンくずプラグインで好きなところにパンくず出せるとか、ページネーションもプラグイン入れたらすぐ出るとか、管理画面から色んな所に色々挿入できるとか、いろんな工夫がしてある
というものです。そして、Genesisテーマのコンセプト図が下記。
似てますよねw
というわけで、自分で作っていたものの方は中断して、たくさんの子テーマやコミュニティやマーケットプレイスもあるGenesisの方の観察をしばらくやってみようと思っています。
子テーマが販売されておりまして、インストールするとまあ、全然違うルックのものができるのですが、面白いと思ったのは、この、WordPress › Genesis Visual Hook Guide « WordPress Pluginsというプラグインを入れると、どんな子テーマであってもHTMLの構造とか、どこにどんなアクション/フィルターフックがあるのかとか、見れるんですね。
方向性的には似ていましたが、こちらのほうが突き抜けておりまして、single.phpを開いてみると、一行
genesis();
って書いてあるだけで、カスタマイズは全部関数経由でやりましょうみたいなことになっててマッチョな感じでした。慣れればいいのかもしれないですけど、もう少しWordPressのファイル名で色々できるテンプレート階層を活かしてもいいような気もします。(とはいえ、そういう議論はフォーラムを見るとずっとやってきて今の形になって満足している人たちもいるみたいなので、親テーマのひとつのゴールの形なのかなぁとも思います。)
最近、タイに引っ越しましてこちらで生活しているのですが、触れる情報の傾向が面白いです。普段接している人が色んな国のデザイナーやディベロッパーの人たちなのですが、デザインについては、世界と直結している感じがします。日本だと、まず周辺に日本という市場や流行や情報があって、海外の情報はその向こうにある感じですが、タイの外国人コミュニティにいると、そういうのはあんまり感じないです。
一方、開発環境だとか効率的な開発についての話になると、なんというか、ざっくりと言って(一番いい言い方なのか分からないですがw)デジタルキューブの人たちが話しているような内容がほとんどです。Vagrantとかwp-cliとか。あと、自社プロダクトがマルチサイトを使ったウェブサイト制作なので、そのテストとかもちゃんとやっている会社もありました。
ただ、AWSの話はあまり聞かないです。あと高速化とかnginxについても、WordPressのアプリの側面とインフラとのやりとりとかをガッツリ研究してプロダクトを作っている、みたいな話はあんまりないので楽しみだなぁ、と思いました。(もうちょっと僕が理解してればこっちでプレゼンできたりするのですが、ちょっと難しいので、来てくださいw)
それと、こちらでは、WordPressインストール大会(日本語)とかWordPress Meet-up(英語)などをゆるゆると始めておりまして、だんだん慣れてきて忙しくなってまいりました。引き続き頑張って、今度はタイであったクリエイターの人たちが教えてくれたおもしろサイトやプロダクトまとめ、みたいな記事を書いてみたいと思います。
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